ヒッチハイク日本一周11日目のお話し。
〈前回のあらすじ〉
東北の洗礼を浴びながら安東は山形の鶴岡を出発し、秋田へと向かった。トントン拍子でヒッチが進み、昼過ぎには秋田駅へと到着する。しかし秋田の夜、現地民の家路につく早さに驚愕し、秋田美人とご飯を食べる。というミッションは白紙に戻った…いや、大敗を喫したのである。
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どうも、中の人です。僕はヒッチハイクで日本一周をしました。旅をしてから沢山の土地に思い入れができてしまいました。先日鹿児島で震度5レベルの地震が起きたときも、今まで以上に人ごとではなく、泊まらせてもらった11人家族は!?仲良くなったお花屋さんのお姉さん2人組は!?とか。御二方とも無事だったので良かったのですが、もう日本は安心できない国なのかもしれません。広幅に断層が入り組み、北は北海道、南は沖縄まで強震が実際に起き、火山活動も活発、集中的な豪雨による被害も耳にします。地元九州北部を襲った豪雨により各地での被害は死者35人、行方不明者が6人。被害額は1400億円にまで上ると発表されました。そのニュースを、僕は福島県に滞在している日に知りました。旅中、被災地を回っていたときに痛感した自分の無力さが蘇ります。
何かしたい!でも1人のチカラって本当に小さい、自分の無力さが遣る瀬無い。
それでも何かしたい俺に今できることって?
自分への問いが晴れないまま何日か過ぎた頃、Facebookからとあるクラウドファンディングの特設ページが流れてきました。それは日本最大のクラウドファンディング・プラットフォーム 『CAMPFIRE』による【九州北部豪雨災害】緊急支援金募集プロジェクトでした。九州に戻れない僕に今できることはこれくらいしかありません。微力ですが、支援をさせて頂きました。今被災地に対して自分は何ができるのか。支援を募るも、復興ボランティアも、食料支援も何でもいいとは思います。オレがしなくても誰かがやるでしょ、とかオレ1人がしたって何にも変わらんでしょ。っていう想いの数が減ればいいなと思い書かせてもらっています。統計は1人1人の決意の合計値。金額は足し算であり、想いは掛け算です。1人でも支援者が増えれば幸いです。
https://camp-fire.jp/projects/view/35860
〈ヒッチハイク日本一周 11日目のお話し。〉
ミッションに失敗した僕が雨に濡れながら行き着いた先は健康ランド的な中に併設された人生初のカプセルホテル。
(何だか秘密基地みたい…!!!)
僕に残っている少年の心が踊ったことを覚えている。
5分後
「せっめーわ!」
や
「痛っ頭打った!もう二度と泊まらんからなカプセルホテル。」
など燻んだ大人の文句が肩を並べる。
少年の心とは?改めて自分に問いたい。
そんなこんなで次の日出発は昼過ぎ。旅を初めて5日目から絶賛通信制限である安東は、Wi-Fi環境で地図を開き写メるのが日課であった。ほんの一部をご覧いただこう。
生きるために必死です。笑
退館受付のおばちゃんと話していると、帰ろうとしている地元のお母様がたまたま聞いていて、僕の求めていた秋田北ICまで連れて行ってもらえることに。こんなことあるのか…
ノブ子さん、ありがとう!!!!!
さて、先を急ぎたいところ…むむむ!?
えー、報告します!!!
クルマなし!
建物なし!
日光なし!
なんもねぇ
あぁ誰もいねぇ
なんもねぇ。
“ 旅中佳介 心の俳句。”
まあ厳密には車は通るっちゃん。ほら
四角になっとって、みんな曲がっていくわけよ。真っ直ぐ進んで高速乗るのは新潟方面へ下る車ばかり。雨は横殴り、遮るものは何もなく流石は秋田、マジで寒い。ほら、寒い時期にでる白い吐息。アレ出るレベルですよ5月中旬で。
多角的に攻め過ぎ。もうね、クロスカウンターを狙うべくノーガードで打たれまくる矢吹ジョーみたいな気持ち。
状況は非常によろしくない。
江戸っ子より受け継がれし「気合い・根性論」を自分に投げかけ、奮い立たせる。
それにしてもここ、ホントキツかったなぁ。 (僕の旅中での劣悪状況ワースト3に確実にランクインしている)
そんな実を結ばない時間を乗り越えた。遂に一台の車がハザードランプを点け、道脇に逸れてくれたのだ。
僕は寒さで固まった足を絡ませながら車に駆け寄った。
「い、いいんすか?」
「狭くて良いなら乗ってけよ」
「結構濡れてるんすけど…」
「構わねえよ、風邪ひくぞ乗りな」
寒さ×孤独 は人を弱くするのかもしれない。本当に涙が溢れそうだった。笑
「ありざぁます!!!!」
だいぶ崩れた日本語で ありがとうございます を秋田の人里外れたど田舎IC周辺に響かせた。遮るものは何もなかった。
紹介しよう、仙台が生んだ救世主まっさんだ。仕事は経営者の顔を持つ反面、娘さんが3人いるらしく全員しっかり大学まで卒業させたスーパーお父さんである。
こども1人あたりの生まれてから大学卒業までにかかる費用は統計で、2000万と言われている。単純計算でその3倍、「スーパーお父さん」以外の呼び名が見つからない。
口数は多い方ではないが、温かい人だという認識を持つことに何の抵抗もなかった。温もりとは言葉の端々から伝わってくるものなのだと実感した。すげーカッケェなと思ったよ。ありがとうな、まっさん。
実は高速道路は秋田の途中で完全に途絶えてしまうのである。そこで降ろしてもらった僕は大雨で一層暗くなるのが早い空をみて今日中に青森に入ることを固く心に決めた。
そうはいっても大雨。僕は山崎製パン株式会社が運営(フランチャイズ展開)するコンビニエンスストア『Daily YAMAZAKI』で悪天候を凌ぐことに。動きたいのに動けない。もどかしさが僕を奮い立たせる。僕は遂にヒッチハイクにおけるタブーな奥義
『conveni de hitchhike.』
を実行に移した。英字を用いると何だかカッコよくみえるが、コンビニ内で声をかけるという、いわゆる結構迷惑な行為である。これが迷惑極まりない行為であるという認識は僕にもある。なのでドンドン声をかけていくジャブスタイルではなく、一発KOのどストレートをかます必要性がある。僕の選球眼が問われ、何度も使える奥義ではないので慎重に人を見極める必要がある。
…あるのだが、秋田のど田舎である。人が来ない。店員の人件費を超える利益を本当に生み出せているのだろうか。と疑問に思う程の集客の無さであったが、人の心配をしてる場合ではない。ここで夜を迎えれば確実に死亡フラグ。
やっとこさ1人来店。僕は胸中で「いらっしゃいませ。」と呟いた。選球眼とかの話は前言撤回!かませ渾身のどストレート!!!
「オレケースケっす!!!オレ超オモロイ人間なんで話すと絶対楽しいと思うので車に乗せてください!」
WAO!バカかオレは!!!!!もっと色々言い方あったやん!大雨で足止めくらってて〜とかヒッチハイクで日本一周してまして〜とか。ただの頭おかしい自己紹介型自意識過剰系超変人だと思われることに疑いの余地がない。コンビニ内やし。多分一発で決めんといかん…っていうプレッシャーからか綺麗にカラ回りしたんやと思う。闘わずしてTKO…いえ、自爆です。それを汲み取ってくれたのか手元に持っていたスケッチブックで瞬時に現状把握データ処理してくれたのか、
「あー、そっか。じゃあ…乗ってく?」
そうっすよね、ダメですよね…
ってえ?え、良いんすか!!!笑
おいおい、器が大きすぎる…大人の対応に心から感謝したい。後から何故乗せてくれたのか問うと「ほら、悪い人にはみえんよねぇ」と。
威圧感の無いよう極限に顔を薄く生んでくれた両親に是非とも感謝したい。(韓国に行くとネイティブにしっかりハングル語で話しかけられまくる実績を持つ安東です)
五分圏内に自宅があるにも関わらず30分以上クルマを走らせ、僕が次ヒッチハイクの成功率が高いそうなところまで連れて行ってくれた…普段何を食べたらこんなカッコ良すぎる人間が生まれるのでしょうか。
A.僕の予想は納豆。
ゆうきさん、本当にありがとうございました!!!マジリスペクト!
いやー、夜なったねぇ。ヘッドライトが行き交う歩道橋の下で、頂いたアンパンを口に詰めながら僕は懸念していた。暗くなれば、成功率はガクッと下がる。頼れるのは、赤信号 the ノック と俺は絶対危害のない安全な人間だということを一瞬で相手に察知させてしまうような満面のスマイル。(ヘッドライトに照らされ浮かべる満面の笑みは逆に怖いかもしれない)
少し時間はかかったがヒッチ成功。少し秋田弁のなまりが強い成果販売のようへいさん(27)彼の優しさに家を超えてより秋田と青森の県境付近まで送ってもらった。ありがたやー(T_T)本当にありがとうございました!!!
しかしここで大問題に気づく。
ここ、ムッチャ山の道中やん。えらいところに降ろしてくれましたようへいさん。笑
僕の降りた場所は秋田→青森 へ向かうために越えねばならない山の途中に位置する街灯ほぼ無し、小さなトイレがポツンと一つだけ置かれた誰がこんな気味悪いとこに車停めんねん。とツッコミを入れざるをえない場所である。勘弁してくれ
時刻はPM10:00を回っていた。この時間誰がこの道使って青森行くねん
ましてや就寝時間も早そうである。(田舎への完全なる偏見)
仮に車が通るとしよう。目の前はゴリゴリのカーブ、真っ暗な中ヒッチでもしようもんなら僕は確実に轢かれるだろうorz これをピンチとして何と呼ぶ。僕の人生の先輩にこんな言葉を残した人物がいる。
ピンチはピンチ、クレームはクレーム。
無論その通りである。お客様からクレームを頂戴したとき、それは紛れもないクレームなのである。君の飛躍へのチャンスではない。
話を戻そう、要はこの時間帯にわざわざこの気味の悪い場所に停まって用をたす人がいない限り僕はこの場所での野宿が確定するのである。この暗さだと下山もできまい。ましてや気味の悪い場所にポツンと1人たたずむ割と色白の僕。
もっと気味悪い。
停まる人も停まらんぜこれじゃあ。笑
一刻も早くここを脱したい僕は、何か打開策を練っていると奥の方に薄っすら何かある。しかも何だかとっても大きい。え、怖い怖い。
近づいてみる。
ドクン…ドクン…
と、トラック?トラックだ。でもエンジンも電気も付いてない。カーテンは閉まってるから寝てんのか、それとももう何年も使われてないトラックなのか。ホコリのかぶり方からして、これ何年も放置したトラックっぽいな。と名探偵安東は推測する。
何はともあれ、とりあえずノックしてみる。
↓
普通に人出てくる。
↓
めっちゃビビって叫ぶ。
↓
「じゃあ何でノックすんだよ。」って言われる。
おっちゃん、半端なく正論っす。笑
事情を説明し、青森まで乗せてもらえることに。
最後におっちゃんから一言。
「もう一眠りすっからお前も車で寝ろ。」
会って10秒で一緒に車中泊。
おっちゃん、その提案『神』。
7月中にフォロワー500いけば良いなーと思ってたんやけど100足らず…。今年中に写真専用アカウントで1000を目標にして1日最低一投頑張ります。 pic.twitter.com/scUiGI3ub5
— 安東 佳介@日本一周完 (@s52nd_street) 2017年8月2日
ちゃお。
ヒッチハイク日本一周 10日目のお話し。
〈前回のあらすじ〉
攻略できなかった新潟ヒッチから救ってくれた女神文ちゃん。そして新潟リハ大のOBと現役の方々に助けていただき、なんとか東北に入った。そこで東北の洗礼を受けることに、この寒さを果たしてどう乗り切る 安東。
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どうも、中の人です。あ、報告遅れましたが…
日本一周無事完了いたしました!!!
ご報告かなり遅れました。笑(5/1〜6/18)の期間に沢山の人、様々な生き方、ご恩を沢山いただきました。旅を終えた直後に綴った言葉たちはこちらに記載があるかと思います。
ブログ上では旅の最終話に詳しく触れますね、ではしばし回想にお付き合いください。10日目を…ちぇきらっっっっっっっっ
〈ヒッチハイク日本一周 10日目のお話し。〉
時刻は午前9時、「そろそろ起きてください!」この一言で目が覚めた。
ここはどこだろうか。
片隅のイートインスペース、青と白にトレードマークの牛乳瓶、僕の速度制限なiPhoneの電波状況はFree Wi-Fi。
YES,ローソンである。
時間を遡ろう、山形県の鶴岡に降り立ったのは午前1時前。東北の寒さは想像をはるかに超えていた。
極寒×田舎×深夜=死亡フラグ。
この方程式を肌身で感じてしまった僕は暗闇に飲み込まれた鶴岡駅周辺で一晩やり過ごせる場所を探すことにした。そして幾つかの打開策を練る。
①ホテル説
・駅横のカプセルホテル
宿泊 朝食ナシ Wi-Fi全室完備 ¥3010〜
ゲストハウスと価格あんま変わらんし全然アリやな、よしここにしょ…
□看板表記−チェックイン10:00-24:00。
キミとは縁がなかったようだ。
次
宿泊 朝食付き 朝刊無料サービス 快眠を追求したアパホテルベッド「Cloud fit」を導入。(3Dメッシュまくら「Air Relax」,高級羽毛布団「デュべ」全室完備)
ぉぉおぉぉぉおおお、なんかすっごく良さげ!気になるお値段は!?オープンザプライス。
□シングル¥6200〜
アホか、家建つわ。
※家は建ちません。
うっすらと脳裏によぎる野宿説。
アーーー、やめやめ!ホテルは却下!
②ネカフェ説
もうネカフェしかあるまい。ネカフェとブックオフが嫌いな僕は普段なら絶対にありえないが、シャーナシだ。周辺ネカフェグーグルマップっと…
□ネットカフェ ポパイ 15km(最短距離)
…もうゼッテー二度と行かねーからな。
顔を覗かせるMR.野宿説。
次。
③カラオケ説
か、カラオケがあるではな… □AM 3:00 close
現在の時刻AM 1:00 。
…2時間だけ行くかい、どうだい?もう1人の僕。(遊戯王に憧れる中二病感)
A.行かない。
田舎に24時間という概念は無い。
僕を手招くMR.野宿説。
④ナンパ説
片っ端から男女関係なく声かけまくって泊めてもらうしかない。
人……人……人…「ワン!」
人はどこ?
人……人……人…「ワン!」
ここは「アイ・アム・レジェンド」の世界ですか?
お安くなってます。混雑が予想されますのでお早めにお買い求めください。
野良犬しかおらんやんけ!いくら平日とはいえ、まだ午前一時ですぜ鶴岡の皆様。門限が厳しいのかな?10時には就寝が条例で決まっているのかな?んなわけ!平日の夜を制するもの仕事を制すってよく言うやろうもん!!!※言いません。
夜な夜な遊べ鶴岡ぁぁぁぁぁぁぁぁぁああああああああああ!!!!!!!
…野宿説が濃厚すぎる。
その後も歩いて散策したが、寒さと動き続ける疲労が僕の体力を削って行く。
分かりました、僕が折れましょう。野郎夜、野宿。
その後速攻寒さに負けた僕が、出雲大社のときに身につけた禁断の奥義。
「コンビニのおっちゃんとマブってイートインスペース。」を繰り出したのはいうまでも無い。
そんなこんなでグッモーニン山形、グッモーニンローソン。
とりあえず国道に出るためにめっちゃ歩くことに。
THE 東北。
今日は天気が崩れるらしいので長期戦は避けなければ。
ゆけ、マダムキラー安東。パートに向かうマダムを次から次へと捕まえるのだ。
マダムファイルNO.1 えり御母様。
先のイオンまでパートに行くところを拾っていただきました。
イオンの駐車場でパシャり。別れ際にアレくれました。
あの、ほら、「特別な存在」になれるやつ。
特別になりました!ありがとうございます!!!
マダムファイルNO.2 わか御母様。
病院に行く途中なんだとか。健康って当たり前じゃないんだよね。
直子(実母)も良く言ってたな。「体が資本。」
イオンを一つ越えて次のイオンの駐車場まで送ってもらいました。
ホントありがとうございます!!!
先程から「イオン」というワードばかりが出てきていることにお気づきだろうか?そう、これは旅中にひしひしと感じたことでもあるっちゃけど、地方に行けば行くほどイオンの勢力がもう半端じゃない!特に山形の国道沿いなんて5分〜10分に一つイオンがあるような感覚。イオンができるとこって大概郊外なんだよね。で遊ぶところがソコしかないから皆こぞってイオンに出かけちゃう。だから地方に行けば行くほど駅周りがシャッター街になっているケースが非常に多い。いわゆるドーナツ化現象ってやつ。そして地方の活気が失われていく。悲しいことでもあるのだけれど、この流れはもう止められない。鳥取の境港でも感じたことだし、分かっているけど少し寂しいな。鶴岡駅周辺に何にもねーじゃん!みたいな言い方してごめんよ。「前はもっと色々あったんだけどねえ。」っていう話を車で聞いて、視野の狭さを痛感したって話。
ヒッチハイクはめっちゃ順調だ、この調子でどんどん行こう!
ポツッ
おや?
ポツポツッ
むむむむむ!?
ポツポツポツポツポツポツポツポツポツポツポツポツズワーーーーーーーーーーーーーーーーー
うギャーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!
え、こんな秒で土砂降りなる!?笑
生粋の晴れ男、豪雨に散る。
ちなみに僕の高校時代の体育祭は三年連続雨である。
なんてこった、ヒッチハイカーの天敵雨。道は無駄に広く交通量も多い四車線、しかも豪雨ときたか。なんか朝だしせわしない。
通勤時間にびしょ濡れの青年を乗せたがるモノ好きなんて皆無に等しい。避難した屋根の下に荷物を固め、折り畳み傘を駆使して目の前の信号が赤になった瞬間だけヒョコッと出てきて声をかけていく「ひょっこりケースケ」で果敢に攻める。が、やはり成功率は極端に下がる。負けるな、ゆけ!マダムキラー安東!!!続けること20分。粘りのヒッチハイクを見ていた車が一台、クラクションを僕に鳴らしてそこのコンビニの駐車場で待ってるぜ。と言わんばかりの雰囲気で左折していった。…気がした。
これは勝手なおめでたい勘違いか、もしくは僕に伝わった通りそこの駐車場で待ってくれているのか。豪雨の中ちっぽけな折り畳み傘一本でカメラやパソコンの入ったカバンたちを移動させるのは少しスリリング。
いく?いかない?
悩んだら…いけ!!!!!!!!
重い荷物を抱えて猛ダッシュ!多分めっちゃ走り方がきもい。気にしない
ダダダダダダダダダッッッ
あ、あの車だ!手招きしてくれている。
おめでたい勘違いじゃなかったぁぁぁぁぁあああ!!!!!!!!優しいクラクションが僕ぁ伝わったよ!!!!!
マダムファイルNO...むむむむ!?!?!?!?!?
ー問題発生ー
な、全然マダムじゃねえ!!!!!!!!!
- 安東マダムキラー編、終焉。-
乗せてもらっているのに失礼すぎるやろ!笑
しっかり自分にツッコミを入れたところで、いざいかん秋田へ!!!
今日の目的地である秋田駅まで送っていただけることに。ありがたや〜
ホットコーヒを買ってもらいました。ありがたや〜ありがたや〜
ご飯も大量に買ってもらいました。「めっちゃ太っ腹やないですか社長!!!笑」
って言ってたら本当に会社の社長さんでした。笑
御無礼をお許しください。ひろしさん、ロングドライブ本当にありがとうございました!!!
昼過ぎには秋田駅着いちゃったよ。
とりあえず少しブラブラして、滞ったブログを更新するべく駅のスタバへ。夕方に差し掛かる頃、若い子達がガラス越しに目の前を通り過ぎていく。あらら?地方では中々湧かなかった感情、「可愛い」が湧いてくる。そうやん、秋田美人っていうやん!せっかくなら秋田の可愛い女子と仲良くなりたい、ということで夜ナンパを決意する。笑
そしてPM 7:30、決戦の時刻。ミッションは一緒にご飯を食べること。
さあ待ってておくれ秋田美人!!!!!
ナンパ決行!!!!!
…
…
…あれれれれ、なんかすごく閑散としてない気のせい?
夕方のキャピキャピのカケラも感じない、まず人がいない。
え、待って秋田美人は?ナンパは?秋田の中心だよねここ?
そこで足早に先を急ぐおっちゃんを無理やり引き止めてみた。
「おっちゃんなんでこんな人おらんと?」
「夕方ピークでもうみんな家に帰っとるわいな」
教訓:秋田の帰路に着く時間は想像以上に早い。
平日の夜を制するもの仕事を制す。
夜な夜な遊べ秋田ぁぁぁあぁぁぁあぁぁぁああああああ!!!!!!!!
ちゃお。
ここ半年以内で、オレと富士山を登りに行きませんか!!!
— 安東 佳介@日本一周完 (@s52nd_street) 2017年7月2日
ヒッチハイク日本一周 9日目のお話し。
〈前回のあらすじ〉
Good Neighbors Hostel との別れを惜しみながらも日本三名園のひとつ「兼六園」にて金沢の溢れ出る風情を享受。忘れかけていた青春の2文字にも触れることができ、Next 地図でしか見たことのない新潟へ。
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どうも、中の人です。梅雨と言われながらも朝から快晴、エメラルドの海から聞こえてくる波の音。沖縄である。今帰仁村である。しっかり沖縄感を出すために僕はこんがり焼けて九州に戻ろうと思う。ちなみに僕は金銭面的都合で行きのフェリーのチケットしか買えていない。そう、帰れないのだ。なのでどうにかして沖縄で帰りの渡航代金を稼いでこようと思う。幾つか考えてはいるけど、もし奇想天外な稼ぎ方あれば教えてください。実践してきます。
〈ヒッチハイク日本一周 9日目のお話し。〉
天気は曇天、僕は天候によるモチベーションのアップダウンがあるため重要項目である。新潟散策は思いの外 難航した。廃止された鉄道、行き止まりの数々、徳永英明も驚愕 壊れかけの廃墟 の羅列を横目にやっとこさ国道までたどり着き、僕も驚愕した。
「やべえ、超バイパスじゃん」
※超バイパスとは莫大な耕地面積を誇る新潟が提供している、見渡す限り信号もなければ「もはや高速道路じゃね?」とも思わせるような下道とは一線を画した国道兼ねてバイパスの意である。
新潟の独特な道路形態に苦戦を強いられる。
見込みのある道路を見つけることができない。出発してから新潟という土地を5時間以上はヒッチハイクしてみたり、歩いたりしただろうか。あの道でもない、この道でもないと道を模索しながら十数キロは徒歩で移動している。荷物も重いし道は攻略できていないままだし、このままだとマズイなー。捕まらんヒッチ全然おもんねえ!と現実に打ちひしがれている中、裏道のマンションの裏を通ったとき、1人の女性が話しかけてきた。ぶんちゃんとの出会いである。
「ワーーー!ヒッチハイク!?ヤーーーッすごーい!!!テレビでみたことあるー!!!どこからきたん!?」
歩き続けて疲れていたのもあったのだろうが、文ちゃんへの第一印象は
(て、テンションたけえ…。)
間違いなくこの感情だったことを今この場を借りて告白しておこう。笑 しかし、この文ちゃんこそ新潟脱出への救世主となる恩人だったのだ。話しているとめっちゃいい方で人との繋がりを大切にしている方。そして文ちゃんは「ケアル」に匹敵する安東へのHP回復呪文(FFの経験が無いため治癒効果は不明)。
「途中までやったら乗せて行ってあげれるよ!」を唱えた。トゥルルルルル
あー、この言葉聞きたくて何時間も歩いてきたんやん。
安東のHPが全回復した。
僕はアビリティー、1日の終わりに呑むビールの決め台詞である「この一口のために生きとるようなもんや」にもよく似た感情を覚えた。てれててっ てっ てっ てー
恐らく効果音は「ド◯クエ」のアレだ。
こうして僕はVS 新潟バイパスとの闘いに終止符を打つことができた。後にも先にも1番手こずったのは恐らくココだっただろう。
途中、文ちゃんと カレーのバリエーションが豊富な人気チェーン店「CoCo壱番屋」に立ち寄り、ご飯をご馳走になった。CoCo壱がフランチャイズ(流通における事業形態)であることはご存知かと思うが、ここ新発田インター店は夫婦で営まれていた。是非新潟でふとカレーが食べたくなったら、本格インドカレーよりも、ハウス食品さんの「バーモントカレー」やハウス食品さん(カレーのルウ業界ってハウス食品が牛耳っていたのか)の「こくまろ」よりも、新発田インター店のCoCo壱番屋に足を運んで欲しい。もし新潟でカレーが食べたくなったらの話だ、他を否定している訳では無いし何より僕もハウス食品さんのバーモントカレーやこくまろは大好きだ。(一応保険をかける)とても暖かいアットホームな雰囲気で、今までのCoCo壱のイメージを良い意味で壊してくれるだろう。
コーラまで頂いちゃいました。
そして、救世主 文ちゃんともお別れのとき。
「これから上はもっと寒くなるから。」と文ちゃんは巻いていたマフラーをそっと僕の首にかけてくれた。このマフラーが何度僕の野宿ライフを救ってくれたか。ありがとう、文ちゃん。旅をしていて度々(決してシャレでは無い)思うことがある。その土地を好きになるかどうか、大部分の割合をを占めるのはやはり出会う人だ。文ちゃんと出会ったことによって僕は新潟が好きになった。嫌いな場所が多いより、好きな場所が多い方がそりゃあ良い。文ちゃんから沢山のことを学べた、ありがとう。
暗くなってきた、ちょっと急がんとな。
コンビニの喫煙所で一服中を突撃した新卒の整体師 鷲尾翼(22)さん!
まだ会社に入ってまも無いからこそ感じることがあるみたいだ。少しは職場になれたかな、そっちはどうだい?同世代頑張ろうな!新潟リハ大卒。
そして次はリョースケ、ななこちゃんカポー!なんと2人は新潟リハ大!!!さっき乗せてくれたOB翼の後輩だ!新潟リハ大の人優しすぎか!!!笑 なんと19歳、若い。 海沿いを通りながら、「明るいとここが綺麗!」という言葉を何度聞いただろうか。このとき既にPM11:00。しかし本当によー乗せてくれたな…。
県を跨ぎ、山形の鶴岡市に到着!
このとき、もう日も跨いでいた(AM0:30)また帰るのに1時間半はかかるだろう。明日も朝一で学校らしい。本当によー乗せてくれたなマジで。かっこよすぎる、そして助かった。ありがとう!!!幸せになってくれな、リスペクト!!!!!
in 山形、in 東北 したのは良いけど
あれ、これからどうする?笑
さすが東北、マジで寒いぜ。笑
そうだ、鶴岡駅の待合しっ
ガーーーーーーガシャん。← 駅のシャッターが閉まった音。
…うん、おっけーおっけー。もうそういうことよね、やるか野宿。
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— 安東 佳介@ヒッチハイカー (@s52nd_street) 2017年6月13日
鹿児島←→沖縄 のフェリー 片道¥14,610 とバリ高かったので、写真売って渡航費が稼ぎました!笑 なんせ到着したは良いけれど沖縄で稼がないと九州に帰れない状態…超ファンキー。2日間で売り上げなんと…¥14,650!40円上回りました。行くぜ九州#ヒッチハイク日本一周 pic.twitter.com/eidpF1Sit2
とぅーびーこんてぃにゅー、
ちゃお。
ヒッチハイク日本一周8日目のお話し。
〈前回のあらすじ〉
福岡からのヒッチハイカー悠仁と金沢にて別れを告げ、別々のゲストハウスへ。よほど疲れていたのか、誰よりも早く金沢の夜を抱いて眠った。
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どうも、中の人です。よく考えると、未だに一週間分のブログしか更新していないんですね。これは恐ろしい発見です、サクッといっときましょう。現在沖縄
〈ヒッチハイク日本一周8 日目のお話し。〉
今回の旅中、野宿明けを除き早朝から動いた記憶は無い。僕は時間にルーズでめっぽう朝に弱い、多分スロースターターってやつ。朝っぱらからゲストハウスを出発していく外国の方々のモチベーションにはもっぱら脱帽だ。しかも彼らの日本の歴史に対しての理解が僕らより詳しかったりするので頭が上がらない。これはまだ先の話なのだが、僕は日本一周の中で和歌山県伊都郡に位置する高野山へと足を運んだ。
高野山とは、およそ1200年前に、空海(弘法大師)によって開かれた、真言密教の修行道場であり、全国に広がる高野山真言宗の総本山だ。ちなみにユネスコの世界遺産登録がされている。
山の麓に僕が呆然と立ち竦んでいたとき、1人の外人が長い道のりを登ろうかとしていたので「バスか電車も通っているけど歩いてこの距離行くのかい?」と聞いてみた。すると彼は「僕は弘法大師が通った道を歩くんだ」と言っていた。僕らが義務教育などで学んできた歴史の表面と彼らの探究心からくる「学」ではまるで深さが違う。僕は歴史を勉強しよう、もっと日本を知ろう。と心底思った。
彼らの朝早くからアクションを起こす原動力は、やはり好奇心や探究心からくる「学」だったのだろうか。
そんなこんなで、沢山の出発して行く背中を見送っていよいよ僕もスタートだ。
ゲストハウス Good Neighbors Hostel のフェイスブックページに僕を載せてくれるとのことなので、一枚写真を撮ってもらった。ありがとうございました!
さて。
何しよっかな。
僕の旅は大体こんなかんじ。朝起きてダラっとして どこ行こっかな〜って考えて、そこで初めて地図や人に聞きながら1番拾ってもらえる確率の高いルートを算出して目的地に向かう。
いざ行かん兼六園。
兼六園とは、石川県金沢市にある日本庭園で、国の特別名勝に指定されている。日本三名園のひとつとしても有名だ、いち趣きミーハーな僕としては是非とも行きたい。
というわけで行ってみた。
iPhoneとフィルム、デジタル一眼の写真が混ざりまくっているので是非あてまくってみてね。
庭園という可愛い響きよりは、植物園を想像したほうが近いかもっていう広さ。(面積への固定観念)
おや、
何だか素敵な2人組発見…青春ってる。
リア充爆破!突撃開始!
…
いえ、仲良くなって写真を撮らせて頂きました。
素敵すぎませんか、りゅーたくん、あずさちゃんかぽー。大学生3年生で埼玉と東京のプチ遠距離恋愛らしい。ふぅ、若いぜ。僕も今すぐ帰福して植物園で浴衣や着物で彼女とデートしようと思い あっ。
うん、
帰福する必要はなさそうなので、旅を続けようと思う。羨ましくなんてないです、よそはよそ、ウチはウチ。
ちきしょー!!!いいなぁぁぁぁああああ!!!!!
旅に戻ろう、僕はオニギリをひとつ買った。
セブン&アイ・ホールディングスのぉぉぉぉおおお!!!!!営業利益の8割を担うぅぅぅぅう!!!(2015年データ)コンビニ業界をぶっちぎりで駆け抜けている我こそはぁぁぁぁぁあああ??????
せぶん。いれぶん。いい気分。
…
僕はどこへ着地する予定なのでしょうか。
…
まぁ時間も勿体無いし、食べながら歩くか。行儀は悪いがオニギリを食べ歩くことにした。二口目を食べようとした瞬間 シュッ ボスッ ポテン。
…?
何が起きたか理解ができない。
シュッ ボスッ ポテン?って何だ?
僕は不意に空をみた、全てを悟ったのである。(悟り世代)
犯人はコイツ
てめぇ…貴重なオニギリを…許さん。
何が許せんってコレ
オニギリ吹っ飛ばされただけで誰も得してねぇ。オレの右手襲うならせめて奪って食べてよ!!!幸い無傷である、トビの正確性には少し感動を覚えた。
さあ行くべ!
世界情勢に触れながらも、結婚すると中々身動きが取れないという話題で話が弾み
母親は偉大だ。なのでみよしママも素敵という結論に至り
元々和食の料理人で、今は親のインテリア関係の仕事を引き継ぎながら自分の店を持ちたいリョウイチさんと飲食店の難しさ、顧客の二極化についての打開案を2人で考えながらも後半は終始B'zで盛り上がっていれば、そこはあっという間に
新潟でした。
地図でしか見たことなかったけど本当にあったんだ。(失礼)
皆さんありがとうございました!!!
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この生活中、3日に一回のペースで結婚というものについて考える。僕が出会ってきた既婚者らに問えば、80%がネガティブキャンペーンを始める。身動きが取れなくなること、自分が稼いできたお金を好きに使えないこと、自分の時間が無いこと。
結婚とは、まず何なのだろう。
誓い?
ケジメ?
修行?笑
まあ正直したことない僕があれこれ考えたところで、経験者たちの考えには添ぐえない。なので結婚願望なんて今のところ更々ないが、一度してみてもいいかもしれない。と初めて感じた。
結婚→離婚=バツ〜
日本はこの構図だ。1992年9月、明石家さんまが大竹しのぶとの離婚会見の際、額に『×』を記したことから急速に浸透し『現代用語の基礎知識』1993年版にも若者用語として掲載された。籍を抜いた際に戸籍原本に記入される大きなバツ(×)印が語源であるとされる。
なぜ×なのだろうか。バツって少しネガティブなイメージないだろうか。(恐ろしく固定観念が入ってる)結婚をして、離婚まで経験している。これって完全に人生経験ではないか。無駄なことは一つもないと言われているように肯定的に捉えるべきだ。
×ではなく◯にしてみよう。
A「お前さ、今◯何個っけ?」
B「オレは今◎(ニジュウマル)だよ」
なんてポジティブな響き。
話を戻すが、結婚は狂気の沙汰だ。何十億という選択肢の中からたった1人を選ぶ。他の女性には目もくれませんという」宣言。実に不思議で理解しかねる宣言だ。そこにロマンがあり、信頼があり、夢があるのだろうか。
やはり今の僕には分からない。まだまだ彼らの気持ちが理解できる日は遠い。
2017-5/5.Kumamoto.
— 安東 佳介@ヒッチハイカー (@s52nd_street) 2017年6月7日
熊本の阿蘇、大観峰で最高に楽しんできました。熊本が大好きになりました。また絶対来るけん!#ヒッチハイク日本一周 pic.twitter.com/8g245HWng8
ちゃお。
ヒッチハイク日本一周7日目のお話し。
〈前回のあらすじ〉
鴨川での野宿により身も心も冷え切ったヒッチハイカー集団、向かう先は京都の嵐山にある温泉。お湯よりも暖かい人の心に触れた僕は旅路を急ぐ。とっちゃんやファミリー、福井の夫婦に乗せていただき無事福井のゲストハウスに到着する。そこで出会った自転車でいたるところを旅するおいちゃんと福岡の同い年ヒッチハイカー悠仁と夜の福井へ。
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どうも、中の人です。おや、何だか皆さんとお久しぶりな気がするのはなぜ?Why do I feel this way?前回更新したのいつだっけか。
※ここから先、一部フィクションです。
Kei:「ヘイSiri.ブログの最終更新日を教えて」
Siri:「敬語使え。」
※一部フィクションです。
Kei:「はい、ごめんなさい。ブログの最終更新日を教えてください。」
最終更新日 5月14日 日曜日。
HaHaHaHaHa .出発時に意気込んだ「毎日更新」もここまでくると清々しいね。これが本当だったら罪は重いけど どうせこれもお約束のフィクションなんでしょ?
※ ノンフィクションです。
んー、小声で向かい風グッジョブ ナレーターの方。沢山の圧力あるとは思いますが、この偽りなく視聴者や閲覧者に伝えることを是非日本のメディアにも見習っていただきたい。そして声を大にして皆さんに言いたい。
ブログ書くことを忘れていました。
人は矛盾を抱えた生き物である。by安東佳介。
茶番が過ぎました。皆さんご無沙汰しております、世界の安東は今日も元気です。
〈ヒッチハイク日本一周 7日目のお話し。〉
目覚めはこたつの中だった、「クッソ体痛え。」もしあなたが泊まる宿に布団かベッドがあるのであれば、フル活用することを推奨する。しかし、「自分の枕じゃないと寝れない。」とか言っているヤツには一喝。
屋根があるだけでありがてえわボケ!!!
失礼、つい言葉が汚くなった。野宿ライフを思う存分満喫した僕の身勝手な意見だ、忘れてくれ。(寂しげな背中)起床したのは良いが体が重い。というか微妙に気持ちが悪い。なるほど、僕は働いていない寝起きの頭で瞬時に状況を理解した。気だるさ、気持ち悪さ、そしてこたつのテーブル上に並んだおちょこに日本酒の瓶達。そう、疑う余地もなく二日酔いだ。時刻は朝の8時になりおいちゃんが起床。9時をまわりゆーじんが起きてきた。朝からみんなでこたつを団欒で囲むその絵は、なんて世界は平和なのだろうという錯覚に陥りそうな時間の流れだった。しかしほぼ無言、そして誰も立ち上がって出発しようとしない。やっと彼らが発した一言、「頭痛え。」どうやら二日酔いは三人称だ。結局出発はみんなチェックアウトの11時、非常に粘った方だ。自転車のおいちゃんに別れを告げ、悠仁と僕は方向が同じなので行動を共にすることに。2人は永平寺へ。
永平寺
永平寺(えいへいじ)は、福井県吉田郡永平寺町にある曹洞宗の寺院。總持寺と並ぶ日本曹洞宗の中心寺院(大本山)である。山号を吉祥山と称し、寺紋は久我山竜胆紋(久我竜胆紋・久我竜胆車紋)である。開山は道元、本尊は釈迦如来・弥勒仏・阿弥陀如来の三世仏である。 引用:Wikipedia
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要するに素晴らしいところなのだ。(歴史を学ぼう)
結構広い、そして日本一周中出会った寺の中で一番好きだったかもしれない。しかしフィルムカメラでしか写真を撮っていなかったらしい。そのためまだ手元に写真がないため全く良さを伝えることができないので、永平寺敷地内の僕と悠仁の写真で魅力の代用を試みようと思う。永平寺の代わりが務まるだろうか、いや務まる訳がない。(古典=反語表現より)
以前、アラブ首長国連邦に向かう途中飛行機の乗り継ぎで訪れた韓国の仁川。現地の方々に平然とハングル語で話しかけられる顔の薄さは今も健在のようだ。恐ろしいほどの白トビフェイス。
ちなみに先程から「悠仁」と連呼している彼は本名 伊藤克志。ゆずの北川悠仁さんに似ているという理由で安東から「悠仁」と呼ばれ続けている中々のハンサムボーイだ。
永平寺の良さを堪能していただけただろうか、いやできる訳がない。(古典=反語表現より)
さあそして昨晩お世話になった
の安東のテンションに思わず苦笑いしていたオネエさんが迎えにきてくれた。
家路の途中に永平寺があるらしいので石川県入ったところぐらいまでは送ってくれるみたいだ。あざす!!!どうかお姉さんの中の福岡の印象が、僕によって変な人が多い県になりませんように。
さて、DMMの創業者-亀山 敬司さんの故郷 石川県の加賀市にて降ろしてもらった21Fukuoka's 。亀山氏の面影みたさに散策するも発見できず速攻で金沢行き決定。絶対に捕まらないであろう細い道で安東はヒッチハイクしていると一台の車が停まってくれた。省エネタイプで普通に歩いていた悠仁も「マジか!!!」と驚きを隠せない。しかもムッチャ可愛い女性。超タイプ!石川県に感動した瞬間だった。しかしここで問題発生、その子は1人だと思って停まってくれたらしいがこっちに実は2人いたという、隠してた訳じゃないんだけどさ。中のスペース的にも厳しいということで美女の背中を僕らは見送った。神様こんな仕打ちある?悠仁を心から敬意を込めて殴ろうかと思った。美女を見送った後の悠仁の一言。「ジャンケンで乗るの決めてもよかったね。笑」やはり僕は、彼を心から敬意を込めて殴ろうかと思う。
その後、その小道でヒッチハイクしながら歩いているとすぐに一台の車が停まってくれた。バイクのメンテナンスで下ってきていて丁度金沢まで戻るところだったらしい。ありがとうございます!石川県の観光名所について色々教えていただきました。
さあ金沢に到着したところで、21世紀美術館を少し見学し各々の行くべき場所へ。といっても悠仁はきっちり事前に決めているタイプ、もちろん宿も決まっている。それに対して僕は超行き当たりばったりタイプ。もちろん今の時点では何も決まってはいない。とりあえず駅を目指すことに。ここで気づく、ケータイの通信制限がスタートしたことに。開始一週間で通信制限は中々絶望的だが理由は明確だ。元々の5GBというわずかな通信料にも関わらずインスタのストーリーを調子に乗って更新しまくったことだ。
ああ愚かな安東よ、しかしそこが愛おしい。
話を戻そう、持参の地図で確認すると現在地から目視3mm程度。イケる、恐らく秒で着く。僕には日本一周(まだ終わってはいないのだが)で得た教訓がある。
日本は広い。
「世界」「世界」言っていた僕は世界地図で日本をみていた。およそ2cm。なんて小さな国に生まれたんだろう、なんて閉鎖的な島国に閉じ込められているのだろう。そう思って生きてきた。だが、僕はあることに気づいてしまったのだ。そう、日本は広かったのだ。これは僕の中で大発見だ、21年間の人生で最も伊能忠敬を敬った時間だ。
僕は3mmに対して徒歩で費やした時間およそ2時間弱。短く感じるかもしれないが想像をはるかに凌駕する重量のリュックとカメラ二台を収納したカメラバッグ。何度猫背になると腹をくくったか。まあ道に迷いまくったことも要因の一つなんだけれども。
会いたかったぜ金沢駅。ここから新連載予告、
ケースケのWi-Fiをさがせ!☆
後ご期待!(この予告に信憑性があるかは僕にもわかりません)
Wi-Fi経由でゲストハウスを見つけた僕は即確保。
あら可愛らしい。荷物を置いてレンタル自転車に跨り夜の金沢探検へ。
東茶屋街やら金沢の繁華街、片町へ。そこでもレンタルの自転車に乗った悠仁と遭遇。運命なんかな。ご飯が美味しいと聞いていたがなぜか名産品とは無縁の老舗もどきカツ丼を食べたあたり僕の食への興味のなさが伺える。片町のネオンに別れを告げ、金沢の夜を抱いて眠りについた。
えー、ちなみに私事ですが仕事の関係で本日天神に参上致します。当初北九州から大分の別府を目指す予定でしたが変更し長崎へ向かいます。天神に一泊予定ですので旅を終えた安東ではなくまだ旅路の安東を観たい方は是非夜の天神までどうぞ。
— 安東 佳介@ヒッチハイカー (@s52nd_street) 2017年5月31日
ちゃお
ヒッチハイク日本一周6日目のお話し。
〈前回のあらすじ〉
友人の車が動かず京都へのヒッチハイクを決行。バイパスで奇跡的に拾ってもらいin京都。ヒッチハイカー達と出会い暇を持て余しナンパするも惨敗。
鴨川の河川敷、橋の下に午前3時チェックイン。無人受付、宿泊費無料、コンクリート製セミダブルベッドが魅力だ。旅疲れなのかナンパ疲れなのか分からない疲労感の中就寝。
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どうも、中の人です。遅れたブログを取り戻さんとするかのように、そしてもう一度頂いた恩を振り返るように更新中。札幌に来てカフェに篭りブログを書き、写真をレタッチし、宇治煎茶をすするという何とも間違った北海道の楽しみ方をしています。
〈ヒッチハイク日本一周 6日目のお話し。〉
安東、AM5:00起床。あーヤダヤダ、このガタガタと寒さで目がさめる感じ。荷物があるため深く眠れないこの感じ。どっかであったなこの感じ。あ、出雲大社か。
歴史は繰り返す。
野宿は厳しいって先日思い知ったばっかじゃん。しかも日本海に面した出雲大社といい鴨川の河川敷といいなぜか水辺を選ぶあたり安東は学習しないらしい。結局オールもどきになる野宿、良いことはない。
昨夜出会ったヒッチハイカー達と嵐山の温泉を目指すことに。実は3人の中で安東が最年長。 一個下、二個下...なんてこった。途中山を登ったが安東おじさんは「もうムリ!」「もう一歩も歩けない!」を連呼。何とも無様で情けない安東家長男21歳初夏の候。そして話せば話すほど確信に変わるのである。ヒッチハイクする奴は大抵どっかネジがぶっ飛んでいる。しっかりとブームに乗っかる嵐山。
ヒッチハイカーは自然と手がこのカタチになるのであろうか。
湯の山温泉に到着、受付で荷物を預けた。マンハッタンのリュックサックにカメラ2台を入れたカメラバッグ、そして少年の心を宿したスケッチブック。
烏の行水と昔から定評のある安東、ひとつのお湯に3分と浸かった記憶はない。カップラーメンよりも、ウルトラマンのカラータイマーよりも僕はせっかちなのだろうか。いや違う、どこに価値を置いているかだと思う。僕は洗面器を置いたとき、館内を響き渡る音の余韻に浸る瞬間、ここに温泉や銭湯の価値を置いている。そうすると、じゃあお前は露天風呂には入らないのか!と沢山の批判がきそうだ。とんでもない、僕は露天風呂にだって3分未満は浸かることがある。なぜか、それは僕がもうひとつ価値を置いている部分を説く必要があるだろう。強いていうならゾーンにはなるのだが、足をお湯に突っ込んだ瞬間に分かる完全格上の熱さ。徐々に浸かっていくにつれ内股などの刺激に弱い部分に迫っていく。一度体制を立て直すためにもお湯から上がろうとする自分の本能アクションを押し殺し、肩まで浸かるこの一連の動作にも価値を置いている。自分でも何を言っているのか分からなくなってきたので、
まとめよう、温泉は最高だ。
帰りに荷物を引き取ると、スケッチブックにこんなものが。
まとめよう、温泉は最高だ。
ヒッチハイカーの集いもこれにて解散。ありがとうな貴海、時雄。
さあ進もう、天山の湯の前を通る道路からヒッチハイクスタート。ここで新たな問題が発生した。旅を始めて6日目にして、初の雨とのご対面。雨は嫌いじゃないが、やはり旅という旗を背負っている以上非常に厄介な相手だ。雨宿りをしながら時折「京都南IC方面」の書かれたスケッチブックを掲げ、車をノックし続ける。40分ほど費やしただろうか、営業車のおいちゃんからOKサインをもらった。どの車の方々に伺っても「この道からじゃ無理だと思うよ、変えた方がいいと思う。」というニュアンスの言葉を頂戴していたのでめっちゃ嬉しかった。そして普段は道が違うと分かれば直ちに変更する僕だが、今回は聞く耳を持たずに粘って本当に良かったと思う。それは乗せて頂いた和田のとっちゃんとの出会いがあったからだろう。
和田のとっちゃん-安東小僧との年齢差、干支ふた回りは優に超えている。とっちゃんの直近二ヶ月程の日々は波乱万丈だ。先月までの総資産は実に100億円超え、そして今月は無一文。30年以上自分の会社を経営していたが、先月いっぱいで負債や多額の借金により全てを売り払い何もかもを無くしたらしい。でも最初言葉を交わす前から、何か不思議な感覚を覚えていたことに僕は気づいていた。初めて会った気が本当にしない。色んなお話をできた、自分の社会に対しての考えや安東的「他力本願」という言葉の素晴らしさ、世界を変えられる可能性があるならば。などを思いっきりぶつけてみた。まず僕が洗いざらい話したことによってとっちゃんも色んな話をしてくれた。考え方がかなり一致する。なんでも名作シリーズ「男はつらいよ」が大好きらしい。幸せ、そして他者貢献による幸福感や生きる意味についての話になったときに、寅さんの幸せについての一言が俺は好きなんだ。と教えてくれた一文を抜粋して紹介したい。
「何と言うかな、あー生まれてきてよかった。そう思うことが何べんかあるだろう。そのために人間生きてんじゃねえか?」
人それぞれだと言い切ってしまえばそれまでだし、僕の少ない人生経験の中に中々具体的なイメージは湧かなかったけど心に響いた。そしてやはり僕は「生まれてきてよかった」を追求し続けたい。そう思った瞬間だった。車の中での時間、金がねえから吉野家でもいいか?と資産を失って以来初めての外食を、貴重なお金を僕のために使ってしまうとっちゃん。本当にカッコよくて超リスペクトっす!家が今奈良らしいので帰りにもう一度会えたらなーと思ったり。ありがとうとっちゃん!!!
そして次に乗せて頂いたのは馬飼野ファミリー。お父ちゃんとお話しながら子供たちとワチャワチャやってました。みなさん暖かい、高速のここなら次がきっと拾えるだろうという見込みが持てるPAまで送っていただきました、本当にありがとうございました!!!そして遺伝子はすごいなと改めて感じた瞬間でもありました。笑
さあそしてPAで乗せて頂いたのは まさゆきさん、けいこさん御夫婦。なんだか安東家の祖父母にも似たような雰囲気のお二人。日本の人口が毎年減っていく中で福岡や東京が増加傾向にあったりするということは、すなわちその数だけどこかの県の人口が減っているということ。地方に行くほど減少の動きは止められない。福井県も80万人を切った話をしているときの横顔が少し寂しそうだった。息子が三人とも北海道、東京、熊本とそれぞれ離れていった話をしている時も。じゃあ今この瞬間に僕が返せることは何か。僕を乗せたことをめっちゃ楽しんでもらおう、それしかない。僕がアメリカに行きます!と高校に言い放って卒業して今もしっかり日本にいる話、アラブにいった話、人類皆リスペクトの話、野宿で死にかけた話。九州男児は僕を筆頭にお酒が強い男の集まりではないことなど何でも話した。最初は緊張されていた顔も徐々に自然な笑顔に変わった時、やっと僕もホッとした。福井県まで送ってもらい大きな声で感謝の意を述べた。本当にありがとうございました!!!
ラインの内容が可愛いまさゆきさん。笑
さすがに2日連続の野宿はしないと心に誓っている安東。ゲストハウスに泊まることにした。ここでも面白い出会いがある。到着し受付をしていると、「あら福岡からなんですね!しかもヒッチハイク!今日もう一人ヒッチハイクで福岡から来られている方いらっしゃいましたよ、しかも多分同い年!今ちょうどお食事に出られました。」絶対さっきの二人のどっちかだ。
15分ほど前に遡ろう。駅から近いゲストハウスに電話をしてみた。しかしプルルルルの羅列、一向に出る気配がない。受付終了?いやまだ夜の七時だぞ。そもそもこのゲストハウスまだあるのかすら不安になってきた。一回出向いてみて廃業していたらそのときやな。と現地に行ってみた。それらしき建物につくと玄関らへんに二人の男性陣と遭遇。「あのー、まだやってます?」と閉店ギリギリに個人運営の飲食店に入る時のような質問を彼らに投げかけてみた。「受付は多分中のあの人です。」なるほど、スタッフじゃなかったのね。
福岡で同い年でヒッチハイクで福井って絶対頭のネジがぶっ飛んでいるに違いない。笑 そう感じた瞬間ワクワクした。ということはまだそこにいるよね。こうも興味が湧いてしまうと僕はもうダメだ。受付の途中にも関わらず入り口を飛び出して「福岡っちゃろ!?メシ、俺も行くけん!!!」と、どこから来たのかが秒でバレる方言、迷惑極まりない声量での参加表明が完全ローカルな住宅街に響き渡る。ゲストハウスのお姉さんも「う、受付帰ってきてからでもいいですよ」と苦笑い。笑 「マジっすか!アザーーース!!!」と心からの感謝を大人としては間違った言葉遣いで伝えて飛び出した。朝から動いてばっかで疲れてるはずなのに若いなオレも。笑 三人で少し離れた居酒屋へ。
ここから正直あんまり覚えていない、要因は一つ。僕が圧倒的に、ほぼ一撃必殺で酔っ払う魔界より生まれし伝説のお酒、NIHONSHU(英語?ではSAKEで通じます)を流れで口にしてしまったからだろう。笑 覚えているのは福岡の同年代ヒッチハイカー二人と自転車で日本を何回のもかけて回っているおいちゃんの三人で熱い議論を交わしていたということ。二軒ハシゴの後ゲストハウスでも宅飲み開始。そりゃ記憶も飛ぶぜ安東。
完全酔っ払いの図。ちょいちょい写真のフォルダにも謎の写真があるのでそちらも。きっと呑んだんでしょう。笑
そのままベッドもあるのにこたつの中で就寝。酔っ払い最高、ぐっないFUKUI。
福井のガールズたちを添えて、ちゃお。
ヒッチハイク北海道に行く唯一の手段、フェリー利用のグレーゾーン公開します。#ヒッチハイク日本一周 pic.twitter.com/r3oL6IDTSA
— 安東 佳介@ヒッチハイカー (@s52nd_street) 2017年5月14日
ヒッチハイク日本一周5日目のお話し。
〈前回のあらすじ〉
大阪の友人宅で目覚めた僕は、観光モードスイッチをオンにした。ぶらり旅をしながら関西の人たちの暖かさを身にしみて感じることができた。無事四條畷の保育園から高校まで一緒であった幼馴染の家に辿り着く。彼女の友人らも集い、一夜限りの宅飲みパーティーを開催、関西の学生の話も聞けて何だか僕まで若くなったような気になって眠りに落ちた。
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どうも、中の人です。現在日本の最北、北海道の札幌より発信中。無計画で始めた旅のため着いた先々で問題は発生するけれど、そこで奮起してどうにかしようと「思考」する瞬間に生きていると実感できます。折り返しスタートです。
〈ヒッチハイク日本一周5日目のお話し。〉
朝、何か騒がしさを感じて僕は目を覚ました。まだ視界のぼやけた眠たい目を擦りながら保育園からの幼馴染である白石も部屋を見渡す。やはり何か騒がしい。僕の寝ていたリビング的スペースは玄関を開けて二階へと続く階段を登ったところに位置していた。階段より少し荒い足音が近づいてくる。「車が動かない!」息を少し荒げた白石が不安そうな顔をして叫んでいた。
車が動かない、そうか。ん、車が動かない?
寝起きの脳が一気に動き出した音がした。というのも朝から彼女が京都まで送ってくれるという話が挙がっていたからだろう。これは他人事ではない。そう感じたとき、人は瞬時に動き出すみたいだ。(個人差はあるかと思います)朝からガソリンスタンドまで足を運ぶも、何が原因なのかは不明。スタンドまで車をおして運ぶか業者を呼ぶか、保険には入っているのかなどの議論を展開し業者NAFTAを呼ぶ方向で一致。しかしくるのは午後3時ごろとのこと。オッケー神様、ズルせず自分で捕まえて乗って行けってことね。やはりヒッチハイクの神様の目に止まったみたいだ。午後からヒッチハイク決行は確定した。白石に感謝の意と車の検討を祈り安東は次の街へ。サンキューな白石。
そして歩き回りながら、地図を見ながら一番京都行きの車が多そうなルートを探す。やっとの想いで辿り着いた国道号線。Jesus Christ.まじかよガッツリバイパスじゃん。正直ヒッチハイクするには環境は最悪だった。モノは試しだ、一度やってみよう。
少なく見積もって三回は轢かれかけた。ダメだ、さすがに生命が惜しい。場所変更!とその場から逃げるように離れようとした瞬間「どこまで?」と一番僕が欲していた言葉が降ってきた。「京都です!!!」と捨てられた子犬のような顔でおそらく僕は叫んでいただろう。「いいよ、乗ってけよ!」
救世主降臨。
ZAC としやさん、あみさん御夫婦。僕が無謀な試みをしているのをみて、もう一周してきてくれたらしい。どんだけかっこいいんすか…「京都のどこまで行きたい?」この問いに、いちミーハーとして「金閣寺!」と答えていた。平等院鳳凰堂と悩んだ。あとあと聞くと家は僕を拾ってくれたバイパスから5分ぐらいのところらしい。どうやったらそんなにイケメンになれるんでしょうか。飲食店でずっと仕事をしていたらしく、今は辞めて自分の店を出すために物件探し中とのこと。安東が世界を変えること。としやさんたちの自分の店を出すこと。飲食店の労働時間、社会的地位、「孤食」の時代によるファミレスの失速、コンビニの一人勝ちの話など僕も飲食店にいた期間が長かったので疑問に思っていたことなどをディスカッション。本当に楽しく時間が早かった…。早ければ夏にはお店はできるとのこと。必ず食べに行きます!!!ありがとうございました!!!
そして金閣寺観光。
そして鴨川の川床へ。
ここで変な人に出会う。笑 ナミキさん(23)元ヒッチハイカー 現在博多在住。流れで川辺で呑むことに。聞くところによると彼は東と西2回に分けて日本一周したという。めっちゃおにぎりやらビールやら奢っていただきましたアザス!!!
色々話して、ヒッチハイク先駆者の苦悩の話、泊めてもらった方と一戦交わった話、ゲイに襲われかけた話などかなりユニーク。笑 僕はすごく健全なヒッチハイクの旅をしているなーと安堵のようなものが。笑 そういえば、最近まですっかり忘れていたわらしべ長者の件。
僕が高宮ニノカタバルの店長、T岡さんに誕プレであげたプロ野球名鑑、Jリーグ名鑑2017がそんまま返却され、
この二冊を持ってスタートすることに。
名鑑は500円超えていたので原価割れもいいとこだが...まあいっか!白石とわらしべチョーーージャ!!!
そしてこの鴨川でなんと...
山崎(良いウイスキー)に変わりました。笑 ナミキさんとわらしべチョーーージャ!!!なんてこった、案外順調にいくんじゃないこれは。乞うご期待!
さあそして河原でおっちゃん達とも絡んでお酒を頂いたりと楽しい時間を過ごしたり、女の子8人の集団の中に乱入してって女子会など時間を完全に持て余して遊んでいると、ヒッチハイカーと遭遇。この時点で正直野宿が確定しているヒッチハイカー集団。とりあえずナンパ大会開催。2:2に別れてナンパすることに。夜の京都をグルグルする単細胞なヒッチハイカー達。笑 色んな女の子達と話しました。最終的に河原で息尽きる安東と京都のパリピガールたち。謎の図である。
眠気はMAX、もう無理、河原で野宿。こうしてナンパ大会は体力の限界により終了。そして四人とも集う、我ら負け組ヒッチハイカー。コンクリートの冷たさが心と体に染みやがる。ぐっないKYOTO.
ちゃお
昨日無事札幌に着きました!!!北海道に上陸してから札幌まで330km以上という恐ろしい広さにビビりましたが何とか折り返し地点!沢山の人と出会えた2週間弱、本当感謝っす!ありがとう!!!#ヒッチハイク日本一周 pic.twitter.com/eW9QNEBPvp
— 安東 佳介@ヒッチハイカー (@s52nd_street) 2017年5月13日